ラブドールの肌部分に使用される素材でシリコンは有名であり、TPEより値段が高く良質なので、TPEの上位互換と巷では噂されていますが、物質なので弱点や欠点がなくも無いです。
と言うことで今回は、シリコンの弱点や欠点をお伝えするとともに、対策•防止方法をお伝えします。
シリコンは黄ばむ可能性がある
黄ばみはラブドールだけでなく、スマホケースなどのシリコン製品全てに発生する可能性があります。
黄ばみの原因は主に、「紫外線」と「劣化(老化)」です。
黄ばみは酸素系漂白剤で落とせる
シリコンの黄ばみは、酸素系漂白剤で落とすことができます。
酸素系漂白剤とは、酸素の力を利用して汚れや黄ばみを落とす洗剤で、花王(Kao)のワイドハイターやオキシクリーンなどが有名ですね。
他にもキッチンハイターなどと言った漂白剤がありますが、こちらは塩素系漂白剤と言って酸素系漂白剤よりも強い漂白力があるので、ラブドールそのものの色まで落としてしまう恐れがあります。
なので、ラブドールの黄ばみを落としたいなら、塩素系漂白剤ではなく、酸素系漂白剤を使用しましょう。
使い方は、液体の酸素系漂白剤に漬け込んで日光を長時間当てるだけでいいのですが、漬け込むことができない部位が黄ばんでいる場合は、キッチンペーパーやコットンに漂白剤を浸して、大体半日〜1日ほど黄ばんでいる部分に巻き付けましょう。
ちなみに、酸素系漂白剤は色移りや黒ずみにも効果的です。
シリコンの劣化の原因
シリコンの劣化は高温や油、強酸や強アルカリ、摩擦が原因です。
高温(超高温)以外は大丈夫
高温と言っても、200℃以上の環境下でないと性能が下がると言うことはありません。
日常的な気温では性質が変化したり劣化することは無いのです。
油や強アルカリに弱い
先ほどお伝えした漂白剤などの薬品によってシリコンが劣化することはありませんが、強アルカリや油に強くありません。
強アルカリの洗剤で有名なのは花王のマジックリンですね、先ほどお伝えした酸素系漂白剤と間違えて使わないようにしましょう。
油に関しては使用することはないと思いますが、オイルなどを塗って長時間放置すると、形状が変化する可能性は無きにしもあらずです。
多少の摩擦では変化しない
度重なる摩擦によって劣化が早まりますが、引きずり回したりしない限り劣化することはありません。
要するに、よっぽどのことをしない限り、シリコンは劣化しない物質ということになります。
シリコン、強すぎ!
他の素材とひっつかない
シリコンは物質の特性上、殆どの物質と癒着することがありません。
が、このシリコンの非粘着性はラブドール界では欠点ではなくむしろ長所と言えますね。
ラブドールにはシリコンヘッド+TPEボディという顔はリアルでかわいいシリコン製で出来ていて体は柔らかいTPEで出来ているニーズに応えた商品がありますが、それはシリコンの非粘着性が実現した組み合わせとも言えます。
もし、シリコンに非粘着性がなければ、TPEボディと引っ付いてしまって見た目がわるくなり、取り外しも不可能になってしまいますからね。
まとめ
以上がシリコンの弱点や欠点、対策方法でした。
丁寧に扱いさえすればさらにその年月は長くなり、雑に扱えばもっと早く劣化しちゃうのは物を扱ううえで常識ですが、シリコンはTPEより劣化しにくい物質でシリコンは7〜10年は持つと言われています。
シリコンヘッドは可愛くて丈夫な物質なので、「脆いんじゃないの?」と心配されている方は安心してください。